さて、「スイーツ」の意味で「デザート」という言葉が使われることが多い国々も多くあり、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどです。
一方、イギリス本国やイギリス連邦の諸国においては、「スイーツ」という言葉が広く一般的に使われています。
しかし、「下層階級や労働者階級が食べるお菓子」という意味が「スイーツ」という言葉に加味されていることがイギリスでは多いのです。
思い浮かぶ「スイーツ」と言えば、普通わが国ではケーキとかアイスクリームと言うのが多くの意見でしょう。
だが、これらはあくまで「菓子職人が作る菓子」に分類され、スイーツの概念からははずすことがフランス料理では普通です。
まったく両者は別物と捉えるのがフランス料理であり、「料理人が作る菓子」すなわちスフレ、プディング、ババロアなどが「スイーツ」だと考えるのです。